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物語からのメッセージ 〜 ナルニア国物語

『ナルニア国物語』をご存知でしょうか?


数年前映画でも公開された物語です。

ルーシーという女の子が疎開先の親戚の家の衣装ダンスを開けて入ってみると、そこには「ナルニア」という別世界があり、そこで彼女と兄姉が「白い魔女」と戦うストーリーです。

この「ナルニア」は「海のかなたの大帝の息子」であるアスランというライオンが不思議な歌声で創造した世界。

そこでは魔法が使え、動物も妖精も言葉を話し、人間と仲良く暮らしています。

全7巻の物語なんですが、この中で登場人物の子供たちは、愛や勇気などをためされ色々な苦難を乗り越えていきます。『ナルニア国ものがたり』

物語や映画の中にメッセージや宇宙の真実が現されているものがあるなと感じるのですが、この『ナルニア国ものがたり』もその一つです。

アメリカの空港の書店でふっと手に取って買ってみた本がこのシリーズの「魔術師のおい」でした。

これはどのようにナルニアが創造されたのか書かれた巻でしたが、読むうちに心がぐっと引き込まれていきました。

その後、英語の勉強にもなると全巻そろえて読みました。

「2012年にアセンションする」という話しを聞いてアセンションのことに興味を持ち、それを調べていくうちにふっとこの「ナルニア国ものがたり」のことを思い出しました。

このシリーズの最終巻は「さいごの戦い」といい、「善」と「悪」が最後の戦いをします。

最終「悪」が自らの神に連れ去られ消えていき、そしてアスランが現れ「時が来た」と告げます。

ナルニアの住人たちは二手にわかれ、一手はアスランの左手にのびる「影」に入っていくものたち、もう一手はそこに現れた「ドア~ 扉」をくぐっていくものたちで、このドアをくぐるものたちの中にはナルニア国ではない、わたしたちのいる現実世界からやってきてドアをくぐる人たちもいました。

そして星々が空から降りてきて天も地も空っぽになったナルニアは荒れ果て、最後にはふくれあがった海にすべてが飲み込まれてしまいナルニアが消えていきました。

そして主人公たちは今までの世界が「影の国」まぼろしのナルニアで、こちらこそが「まことのナルニア」だと気づくのでした。

「これって、アセンションのことが物語になっているのではない?!」とそのときわたしは思いました。

今となって思うのですが、「善」と「悪」の最後の戦いとは、わたしたちの心の中での「善」と「悪」いわゆる「まこと」と「エゴ」の戦いのことを意味しているのではないかと思います。

愛と勇気をもって自らの「エゴ」と戦うのです。

最終「エゴ」が自らの「神」に連れ去られ「空」に消えていく。

そして「まことの世界」アセンション後の世界へと「ドア」をくぐってわたしたちは行くのです。

この物語は作者のC.S.ルイスが友人の娘さんのために書きはじめた物語ですが、彼はキリスト教弁証家だったので、聖書のことを子供向けに書いているのではと言われていましたが、C.S.ルイスはそうではなく自分のイメージからはじまったと、次々と登場人物が現れどんどん話しが展開していったと言っています。

C.S.ルイスはきっと物語を書くとき「空」の状態で「源」とつながり、自然とメッセージをダウンロードしていたのでしょう。

かの村上春樹さんもインタビューで「作品を書くのではなく書かされる」と言っていました。

インスピレーションがどこからともなく降りてくる。

わたしの知り合いでニューヨークタイムズのベストセラー作家の方も「いつも「上~大いなる自己」からメッセージが降りてきてかってに書かされる」と言っていました。

彼は自分のプログラミングされた観念を解除し、いつも「空」の状態でいることを知っている人です。

最近公開された『かぐや姫の物語』もとても「宇宙の真実」が現されている映画だなと思いました。

昔からこういった不思議な世界の話しを読むと、子供ごころながらに「わたしたちには見えないところにこういった不思議な世界がきっとあるに違いない。いつかわたしも行きたいな~」と思ったものです。

見えない世界を信じることで、さあこれからどういったことが起こっていくか...楽しみですね!

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