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あたたかな春の日ざしにほろこんで

昨日のあたたかい日和で我が家の梅の木のつぼみが開きました。


この梅の木は樹齢30歳以上。

毎年たくさんの小梅を実らせてわたしたち家族にたくさんの豊かさを与えてくれています。

表の年と裏の年があって、実のよくとれる年とあまりとれない年がありますが、よくとれる年には30キロもの梅の実がこの一本の木からとれていました。

わたしたち家族はこの梅の木が大好きで、わたしはよく梅の木に話しかけています。

この梅の木の向こうからいつも太陽と月がのぼり、立春がすぎ梅の花が咲くとめじろや沢山のミツバチが花の蜜をすいにやってきます。

春になるといろんな鳥たちが梅の枝にとまり、おしゃべりをしています。

それをわたしたちは愛おしい気持ちで毎日眺めているのです。

そんな梅の木ですが、2年前主人を亡くしあまりの悲しみにふさぎ込んでいた年は、わたしの悲しみを感じたのか実をたったの2キロしか実らすことができませんでした。

毎年、楽しみに作っていた梅酒も梅ジュースもたったひと瓶ずつしか作れませんでした。

それからしばらくして悲しみも少し癒え、わたしは「楽園」を創りたいなと思い、梅の実を収穫したあたりから畑もはじめ、また梅の木や庭の木、草花に愛おしい気持ちで語りかけ、手入れをし始めました。

そうして行くうちにわたしもどんどん元気になり、ふっと気がつくと今まで咲いたことのない野に咲く花があちこちに咲き出し、ドクダミに占領されていた庭もいつのまにか芝生が青々としげりだしドクダミがなくなっていました。

そしてその次の年に梅の木は、いつもの1.5倍の45キロもの梅の実を実らせたのです。

梅酒は5L瓶で10本、梅ジュースも10本そして梅干し4キロもできました。

「楽園」がそこに出来上がっていたのです。

作業が終わりほっと一息、わたしは梅の木の前のデッキに座り梅の木に「あんたすごいな~!素晴らしいよ!」と語りかけると「お母さん、どうや!俺すごいやろ!」と大いばりの返事が返ってきました。

わたしは梅の木のあまりのアピールに「わかった、わかった!」と後ずさりし、にっこりと笑ったのでした。

この時、この木は男性的エネルギーが流れているんだなと確認できたのです。

わたしはよく木に手を触れるのですが、木は大木ほど大地からのエネルギーをぐんぐん吸い上げて上に流しています。

ですので、神社の鎮守の森や山に行くととても清々しい気持ちになるのですね。

木は大地のエネルギーをくみ上げて、わたしたちに放出してくれているのです。

疲れたな~と思ったら、神社などの木のそばにいってそっと触れてみるとエネルギーの充電ができるのです。

花や木は、宇宙のリズムで生きています。

そして立派な花や実を付けるのです。

わたしたちも花や木のように太陽や月の光を浴び、自然とコミュニケーションをとり宇宙のリズムで生きて行くと、自然体で至福の気持ちで豊かさを体験することが出来るのだと、わたしは自然やこの母なる地球から教えてもらえた気がするのです。

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