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私にとって今までの人生で一番幸せだったのは、なかなかできなかった子供を身ごもっていた妊娠期間と出産した時です。
産まれてきてくれたわが子を抱いて私は、きっと母も私を身ごもっていた時、産んでくれた時にそのように感じてくれたんだろうなと思いました。
外の世界に出てくるのが待ちきれないとばかりに、頭に手を添えて「えい!」と出てきてくれた息子。
看護師さんが産まれた息子をすぐに私のお腹の上にのせてくれ、息子は大きな声で泣きながら、ぴゅ~っとおしっこを私に向けて勢いよくかけてくれました。
「あ!おちんちんが付いている!」とその時産まれてきてくれた子が男の子だと知りました。
私は主人に初めてあった時に感じた「この人は結婚していて小さな男のお子さんがいるんだろうな」という直感の通り、男の子を出産しました。
なかなか子供を授からなかった私が「子供が欲しい」という思いを手放したとたん、この子がやってきてくれました。
私は「昔からコウノトリが子供を連れてきてくれるというけれど、ほんとうに子供を授かるのもお委ねなんだな。
自分の思いで子供は授からないんだな」とこのとき思いました。
子供の体内記憶や妊娠前の記憶のことが伝えられていて、子供はお母さんや家族を選んで産まれてくると言われていますが、子供の魂がコウノトリさんに「あのお母さんの所に連れてって」と言っているのかもしれませんね。
そうしてこの子は私を選んで産まれてきてくれ、その後私に起こってゆく多くの出来事に、その小さいけれど大きな手を私にかしてくれ、私はどんどん魂の成長を続けていくのでした。
Taro Rye Angnaloak Pedersen
-26-につづく
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