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読むだけでトラウマが解消されるストーリー -22- 改めて思う日本の素晴らしいところ

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近代文明と縄文文化がミックスしたような生活を体験しながら、イヌイットのもつ社会問題にも直面し、私はホームシックにかかっていました。

「こんな国出て行ってやる!」と家出までして出てきた日本ですが、離れてみると日本のよさがわかってきます。

カナダの友達も興味しんしん、日本のことについて沢山質問をしてきました。

質問されて、案外私は自分の国について知らないことがいっぱいあるのだなということがわかりました。

そうして友達に日本のよさを伝えているうちに

「日本に帰ったらあんなところに行ってみたいな。あ~あんなものも食べたい。友達といっぱい日本語でおしゃべりがしたい」

という思いが溢れ出て、日本の食材が近所のスーパーで売っていてそれを買い込んでいる夢をみたり、日本に飛行機や船で帰る夢をみたり、はっと目が覚めてみると自分が日本にいるのかカナダにいるのか分からないという時もありました。

日本には美しい景色があります。

Kugluktukはツンドラ地帯で木が生えていません。

一年のうち9ヶ月は雪や氷に閉ざされ、草や花が見られるのは3ヶ月ほどです。

Kugluktukから日本に帰ってきて、一番に目に入ってびっくりしたのは、青々とした山並みとあふれんばかりの緑と美しい花でした。

私の実家は自然豊かな場所にあるので、鳥のさえずりや木々の間から流れてくる風がなんとも心地よく「日本はすばらしいな」としみじみと感じました。

「私の国は国土の約70%が山なのよ。あっちを見てもこっちを見ても山が見え、木がいっぱいで青々としているよ」といつも友達に伝えていました。

その他にも色々、私の中で「あれも素晴らしい、これも素晴らしい」と日本の素晴らしいところに沢山気づいていきました。

-23-につづく

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