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読むだけでトラウマが解消されるストーリー -15-  別れの時近し?

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初めての北極圏の夏を体験し「この地球は本当に素晴らしいところだ」ということを心から実感できました。

自然の神秘、美しさ、輝き。

日本にいる時にもそれがきっと私のまわりにあったはずなのに

あまりにも身近すぎて、それに私の心がきゅーっとしぼんでしまっていたので

狭い狭い視野でしか物事を見ることが出来ずそれを見過ごしていました。


自然を心から楽しむことがこんなに気持のよいものなんだと気づくとともに命の輝きがそれとともに増していくような気がしました。

そうしているうちに、カナダに滞在出来る期限も近づいてきました。

彼との関係は相変わらずなんの進展もなく、今後どうして行こうという話もなく

「いっそ子供が出来てしまえば『できちゃった婚』で結婚してここに残れるしうちの両親も諦めるだろう」

などと考えていたけれど子供が出来る気配もないし。

私の中であせりといら立ちの気持が募っていきました。

そんなある朝、気持が抑えられず思わず泣いてしまった時に彼が

「新しい指輪は今すぐ用意できないけれど、とりあえず今僕がもっている指輪をはめておいてくれ」

と男ものの指輪を私にくれました。

「結婚しよう」とその時プロポーズしてくれました。

それは、もうほとんどビザの日数が残っていない滞在許可ぎりぎりの時でした。

-16-につづく

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